軽自動車のミニバンタイプは2005年~2015年くらいは主役で販売が多くあったと思います。
しかし、その10年足らずで一気に人気が落ちてどれも廃れていった。
今では街の走行車両を見ても『ほとんどが旧車しかない』という印象が強いです。その軽自動車のミニバンタイプが売れなくなった理由は色々とあると言われていますが、世間の評価と私が実際に乗っていた評価など加味しながらちょっと見解しようと思います。新車での発売はあまりされなくなったワゴン系ですがもし中古車で購入を考えている人は1度見た方が良いと思います。
ミニバンタイプの軽自動車の種類と価格
・バモス(150万)
・クリッパーリオ(170万)
・アトレーワゴン(150万)
・ディアスワゴン(155万)
・エブリィワゴン(160万)
ザックリどんぶり勘定で価格の平均と車種例を書きました。これを見ると軽自動車にしては高いと呼ばれる部類に入ると思います。
安い軽自動車だと込みコミで100万円以内で買えるので、これを考えると売れなくなった一つに理由として言われていることは多いです。
燃費の悪さ
基本的に軽自動車のミニバンタイプって燃費が悪いです。この理由は車輌が重いからと言われています。元々商用車ベースで作られた一般車ということもあり、燃費までも改善しきれなかったというのが大きな特徴だと思います。実際に燃費に関しては私も乗ってみて平均的にはリッターで10行くか行かないかです。
「リッター13kmあるよー」とか言う口コミもありますが、あるわけないです。
絶対。3車種くらい乗った事ありますが、とにかく想像以上に燃費が悪いし時々燃費が良いという記事を読むと「コイツどんな道で走ってんだ?メーカーか?」と思ってしまうほどです。この点は色んな評価がありますが、実際にワタシが乗っていた感想と記録からすると、燃費が良いはずがないので、気をつけてください。
意外にパワーがあって走りやすい?
ないです。全くないです。ガチで遅いです。加速は異常に遅いです。
トップスピードもたかが知れています。
悪天候では車が揺れる揺れる。相当走りの性能は悪いです。まだ私の記憶に残っているのですが、最高に酷かったのがバモス。スクラムワゴン、クリッパーワゴン、エブリィワゴンも走りが悪いのですが、バモスは特に酷かった。
感動するくらいに遅くてアクセルフルスロットルで踏み込んでも「空回りしているのか?」というくらい加速が伸びなかったし、エンジンが焼けるんじゃないの?って心配しました。ekワゴン、アルトの方が金額安いのに全然速く走れます。ちなみにバモスはターボでめちゃ遅いですよ。他のワゴン車もターボで遅いですが、あれはある意味急な飛び出し、走りだしで遅すぎて事故を起こす可能性があるので危険です。気をつけてください。
車内の広さや狭さ
ぶっちゃけあんまり荷物を積み込めるようなスペースはありません。
思った以上に狭いです。というよりも中途半端。そして、恐ろしいのが元々パワーがないのに重い荷物を積んで走ると衝撃レベルで走行が遅い。ハッキリ言うと、「商用車よりも遅い場合もある」ということを念頭に覚えておいた方が良いです。本当に試乗して購入前に走りを確認した方が良いです。後悔する人が多いと思います。
私が思う唯一のメリット
正直ここまで購入して使うには不便な軽自動車ということを説明しましたが、唯一メリットがあります。それは「中古車で買うこと」です。もうそんなに販売しているメーカーもなくなってきているはずですが、中古車として買うには最適かもしれない…と思う人もいるかもしれませんが、実際調べたら違いましたw意外に高いです。
なので、気をつけた方が良いとは思います。2,3万キロ落ちだと100万以上で売っているところもあります。5万キロくらいの走行距離だと75万くらいで売ったりもしています。……う~ん、この相場で提示されているということはこれで買う人もいるんだなと思いますが本当に試乗する事を切に願います。
まとめ
軽自動車のミニバンタイプであるバモスやクリッパーリオ、アトレーワゴン、エブリィワゴンについて今回は述べました。これらの車種に適したおススメな人は考えると「近場乗りがほとんど全てで、2人家族でちょっとした大きな荷物を載せなければいけない生活スタイルの人向け」だと思います。
維持費は確かに普通車よりは安くなる傾向です。燃費を考えれば正直わからないですが、それでもちょっとした大きな荷物。例えば畑仕事など農作業をする人には合うかもしれません。でもパワーがないので気をつけてください。あくまで個人のぶっちゃけ感想で信じるか信じないかはアナタ次第です。